中央の計算でAIに勝とう!テレパシーは自分で考えろと言っている囲碁ひも理論2|敵の敵は味方!〇●

こんにちは。テレパシー情報屋の加藤です。
今回は囲碁ひも理論記事を書こうと思います。
新しい19路詰碁でも作ろうかと思っていたのに予定変更です。テレパシーが囲碁ひも理論記事を書けと言っていました。続けてこのシリーズを書くことにします。前回の記事の内容にまるで自信が持ててはいません。テレパシーが書けと言っているので、正解しているのかもしれません。
今回もかなり混乱しました。キーワードは「敵の敵は味方」。
AIに勝ちたいのならテレパシーが推奨する4つの問題を解きましょう。
- 19路詰碁 辺の72路に同色の石を配置した局面での詰碁
- 六死七生詰碁 天元を中心として渦を巻くように72の同色の石を配置した局面での詰碁
- 囲碁ひも理論 石と石の連絡や対抗をひもとしてとらえた理論。厚みとはひもの堆積の幅に過ぎない
- フルーツの一手 神の意味は「本来の食性が失われたことで発生した問題を社会的弱者になるくらい努力して解決してくれる者」なので、本来の食性(フルーツ食等)を回復すれば神はいらない

予備知識
辺からの影響力

初手の場合単純に上下左右の辺からの弦到達量を計算します。計算方法は前回の記事を参考にしてください。
辺からの弦には黒の弦と白の弦の両方が含まれます。本当は21路あって、19路の周りに半分黒で半分白な石が置いてあるイメージかもしれません(少し違うようだ)。通常は黒白両方の弦が同じ量だけ到達するわけだから、相殺されて意味がなさそうです。なぜ計算する必要があるのでしょうか。
辺は味方ではないようだ
辺は黒にとっての白の弦だけ保有し、黒にとっての黒の弦は持ち合わせていないようです。また、白にとっての黒の弦だけ保有し、白にとっての白の弦は持ち合わせていないようです。これによって白も黒も辺によって取られることはあれど、辺と連絡することはできません。
黒が辺や隅で2眼作るとき、白から眼の中に打つことができなくなると取られなくなるため、白石に対しての黒弦は黒石にとっても意味を持ちます。黒が2眼作るための判定基準は 白にとっての黒弦です。なので辺に近づくと2眼作りやすくなります。
辺は常に「敵の敵」であり、「味方の敵」です。辺は「敵の味方」や「味方の味方」になることがありません。
囲碁ひも理論 問題2 敵の敵は味方

4の4の黒石と3の3の黒石を比較してください。単純にどちらの方が根拠(2眼)を作りやすいかが問題です。直感、もしくは囲碁ひも理論で計算して数字で答えてください。
下にスクロールすると回答
↓↓↓
回答
私の回答は「3の3の方が眼を作りやすい」でした。皆さん当たりましたか? まぁ、常識的に考えて、4の4よりも3の3の方が眼を作りやすいですよね。

黒にとって連絡することのできない白に対しての黒ひもが「敵の敵」なので「味方の一種」として捉えることが重要です。
・4の4へは約6.02の白に対しての黒ひもが辺から到達します。4の4が本来持っている黒ひも1と約6.02を足して約7.02になりました。この7.02を周囲の任意の2方向に眼を作るために使うことができます。
・3の3へは約7.58の白に対しての黒ひもが辺から到達します。3の3が本来持っている黒ひも1と約7.58を足して約8.58となりました。この8.58を周囲の任意の2方向に眼を作るために使うことができます。
※石が生きるために自分と同じ色のひもは4あれば十分です。おそらくですけどね。
7.02対8.58で見事3の3の勝利となりました。
この数字は、根拠の作りやすさについての一要因です。おそらくこの数字が高ければ必ずしも根拠を作れるわけではないことが分かるでしょう。次回2の2と1の1で問題を出題します。
今回も問題の回答を作ってから記事を書いているわけではありません。
記事を書きながら回答を考えていたので、ぐだぐだなことになりました。以下はその模様です。
右上星

上辺と右辺からの弦
右辺と上辺からは3.5÷{(4+7)÷2}+15.5÷{(4+19)÷2}=約1.98
うーん、小数点があるのが問題です。こういう場合はすべての数字を2倍したらどうでしょう。
7÷{(8+14)÷4}+31÷{(8+38)÷4}=約3.96
あれー、解も2倍になってしまいました。
7÷{(8+14)÷2}+31÷{(8+38)÷2}=約1.98
÷2は変えなくてよかったらしいです。でも、これでこれからも記事を書いていくとわかりづらくなりそうな気がします。記事内では0.5路線で行くべきでしょうか(※追記:間違っています)。
1.98との数字を上辺と右辺の分で2倍して3.96です。ただし「敵の敵」である分をマイナスする必要があると思います。単純に2分の1するくらいでしょうか(※追記:2分の1する必要がないよ!)。
1.98だとすると、やはり2に近しい2未満であることが重要かもしれません。しかしまだ、下辺と左辺からの影響を計算していません(※追記:この時はまだ何の数字を出すべきなのかさえ、わかりませんでした)。
●上辺と右辺からの弦 7÷{(8+14)÷2}+31÷{(8+38)÷2}=約1.98 (※小数点を避けるため÷2以外は2倍にして計算) 1.98×2÷2=1.98(上辺と右辺で2倍、白石への黒弦の分引いて2分の1)
注釈をつければいいような気もしてきました。どっちにしろ式が長すぎて頭の中だけでやるには訓練が必要です。私でもプロが書いた問題集を3冊くらい読むと実戦で使えるようになるかもしれません。
下辺と左辺の弦
●下辺と左辺からの弦 7÷{(32+64)÷2}+31÷{(32+38)÷2}=約1.03(※小数点を避けるため÷2以外は2倍にして計算) 約1.03×2÷2=約1.03(下辺と左辺で二倍、白石への黒弦の分引いて2分の1)
あれ? 約1も到達しています。
合計
右上星の黒石への合計白弦到達量:約1.98+約1.03=約3.01
約3との数字が出ました。辺からの黒石への白弦到達量なので、石対石とはまた違ったルールがありそうです。全く何が何やらわかりません。式や計算が間違っている可能性もありそうです。
左上三々

長くなりそうなのでさっさと計算しましょう。
●上辺と左辺 5÷{(8+10)÷2}+33÷{(8+19)÷2}=3 (※小数点を避けるため÷2以外は2倍にして計算) 3×2÷2=3(上辺と左辺で二倍、白石への黒弦の分引いて2分の1)
●下辺と右辺 5÷{(34+38)÷2}+33÷{(34+68)÷2}=約0.79(※小数点を避けるため÷2以外は2倍にして計算) 約0.79×2÷2=約0.79(下辺と右辺で二倍、白石への黒弦の分引いて2分の1)
●合計 3+約0.79=約3.79
3? 何か法則性がよくわからない数字が出てきました。
うーん、そうか、辺に近いことで根拠を作りやすいから、「辺と石の弦が結ばれた形」(別名実利)についても考えないといけないのかもしれません。根拠を作ってしまうと、もはやその石はなくならず、石の影響力(弦)も最後まで残ります。黒石の根拠にかかわる要素として「白石に対しての辺からの黒弦」について考慮しないと、何もわからないようです。
「白石に対しての辺からの黒弦」 の分2分の1にするという短絡的な判断が間違っていました。
(※追記:ようやく気が付いた)
星を計算しなおす

上辺と右辺からはそれぞれ約1.98。
下辺と左辺からはそれぞれ約1.03。
合計約6.02。
辺からダイレクトに到達する黒石への白弦は約6。
同じ地点に白石があったと仮想した場合、辺からの白石への黒弦も同じ分到達している。
黒弦合計量:辺からの「白石に対しての黒弦の到達量」6.02と黒石が本来持っている黒弦1を足す。 黒弦の分配:次に黒石の周囲に4つある一路隣の任意の2か所に対して黒弦合計量を分配する。 6.02+1=7.02 7.02÷2=3.51 この3.51との数字は一眼作るために黒弦が2あれば十分であるところを3.51も使えることを表す。
そ、そうだったのか! この数値は凌ぎやすい、凌ぎづらいの厳密な指標として使えるような!
4の4は白弦が約6も到達しているため、通常打ってはいけない場所の3倍も危険な場所です。一眼作るために通常の1.75倍の弦を使えるので死にづらくなっています。
三々を計算しなおす

上辺と左辺からはそれぞれジャスト3。
下辺と右辺からはそれぞれ約0.79 。
合計約7.58
黒弦合計量:辺からの「白石に対しての黒弦の到達量」7.58と黒石が本来持っている黒弦1を足す。 黒弦の分配:次に黒石の周囲に4つある一路隣の任意の2か所に対して黒弦合計量を分配する。 7.58+1=8.58 8.58÷2=4.29 この4.29との数字は一眼作るために黒弦が2あれば十分であるところを4.29も使えることを表す。
3の3には白弦が約8.6も到達しています。通常打ってはいけない場所の4.3倍も危険です。一眼作るために通常の2.15倍の弦を使えるので死にづらくなっています。

最近書いた記事:ヴィーガンはこのように説明すれば一瞬で全人類に広まる|②
1の1は眼を作りやすいはず?

次回は2の2と1の1をやります。黒石が1の1にあるとき、白石への黒弦の到達量もその分多いのでこれまでのことから言って「眼を作りやすい」との結果になりそうです。
実際にはどうなりそうでしょう。
次回お楽しみに。
あなたもテレパシーを使っている☆
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